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本日のWhiteboard Conference

  • 執筆者の写真: Hajime
    Hajime
  • 2018年6月15日
  • 読了時間: 1分


Whiteboard

椎骨動脈解離を起こしてから神経症状が出現するまでは最長で2週間,最短で発症直後,平均4日間とされています.

受診時に頚部痛が消失していることもあるので,遡って聞く必要があります.

ゴルフやバドミントン,剣道など頚部にストレスのかかるスポーツや上を向く作業(塗装業など)がリスクファクターと言われています.

以前にもカンファでやりましたが,頚部痛の後に神経症状が出現した場合は椎骨動脈解離の他に頚髄硬膜外血腫が重要な鑑別対象となります.

顔面の麻痺や舌の偏位があれば鑑別可能ですが,延髄内側梗塞で舌の偏位がない場合もあり判断が難しいこともある.

椎骨動脈解離の場合は頚部を動かしても痛くないはずなので,「動かして痛い頚部痛」であった場合は頚髄硬膜外血腫を疑う根拠となります.

血栓溶解療法のcandidateになるような場合は特に注意が必要です.


 
 
 

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