本日のWhiteboard Conference
- Hajime
- 2018年5月28日
- 読了時間: 1分
本日もWhiteboard Conferenceを行いました.

われわれの行う診療は,すべて患者さんの「主訴」を解決するためにあります.
いかに血液検査でCRPが高かったとしても,頭部MRIで脳梗塞が見つかったとしても,それが患者さんの「主訴」を説明していないとしたら(もちろん検査の異常に対する解釈は必要ですが)診断としては正しくありません.
人間つい目立つものに目が行ってしまいがちですが,病歴→身体診察→検査と進んでいくのが結局のところ診断への近道です.
全身造影CTを撮れば病気がわかるというものではありませんしね.
患者さんが病院に来た理由を大事に.
その症状を説明しうる診断を考えよう.
<本日のClinical Pearl>
・狭心発作は副交感神経優位から交感神経優位に切り替わる明け方に多い
・交感神経の緊張により冷汗が出る
・ニトロにより改善したとしても狭心症と診断してはいけない.前後での心電図変化を確認する必要がある
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