本日のWhiteboard Conference
- Hajime
- 2018年5月25日
- 読了時間: 1分

本日は尿路感染症のケースを用いて,敗血症の初期マネジメントについて学びました.
感染症は抗菌薬を落として満足してはいけない.振り向いたら患者さんがショックになっている,なんてことはよくあります.
敗血症性ショックによる臓器の循環不全として意識レベル,尿量をモニターするのは大事.
救急室ではできるだけ患者さんのそばを離れないようにして,時々声をかけるようにしましょう.
Livedo racemosaは末梢循環不全の結果として現れることがあります.

(CMAJ. 2017 Jun 5; 189(22): E781.)
血流の少ない膝周囲に出やすいと言われています.見逃さないように.
血液検査では血小板数が低下していないか,低血糖になっていないか,乳酸が上がっていないかなどに注目しましょう.
なお経過の長い熱性疾患では,感染症の中では膿瘍や感染性心内膜炎,結核などを鑑別に挙げる必要があります.救急で画像評価を行うかどうかの判断基準の一つとして経過の長さを考慮するとよいでしょう.
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